災害発生時の命綱、非常用発電機。
いざという時は確実に電気の供給ができなければならない設備です。
その発電機、低負荷の始動テストだけを繰り返していませんか?
低負荷で発電機のディーゼルエンジンを回すだけの始動テストは、
それ自体が故障の原因になったり、二次災害を起こす原因にもなります。
正常に電気が供給できるかどうかを確かめるには、
負荷試験またはエンジンの内部監察確認等が必要です。
その発電機、大丈夫ですか?
創業67年、自動車整備を通じてエンジンに携わってきたコイズミが、
その技術で大事な非常用発電機を守ります!
毎年行う非常用発電機の定期点検を、始動試験だけで済ませてしまっている建物がほとんどです。
しかし、始動試験ばかり続けているエンジンは、非常時に必要な負荷をかけたとき、その負荷に耐えられず動かないという実例が多い事実をご存知でしょうか。
また、無負荷運転や軽負荷運転を続けると、不完全燃焼が続き、エンジン内部にカーボンが蓄積されてしまいます。
そのまま放置すると排気管からの出火やエンジンの損傷・破壊などの原因になりかねません。
この様に、始動試験だけの定期点検では、非常発電機の性能維持を図ることが困難であるばかりか、非常用発電機そのものが二次災害を起こす可能性もあるのです。
発電機の故障で多いのが、エンジン部分に起因する故障。
発電機のエンジンに多く使われているのがディーゼルエンジンです。
ディーゼルエンジンの特性を無視して繰り返し実施された始動テストによりカーボンが蓄積し、発電機の故障リスクが上昇しています。
発電機に使用されているディーゼルエンジンには自動車エンジンが多く使われています。
エンジンは私どもコイズミの専門分野です。
お客様からの信頼を得、67年の社歴を重ねています。
67年に亘って積み重ねられた信頼の技術で、非常用発電機の適切な点検・整備を行います。
民泊需要に対応する2018年6月1日公示の「消防法規則等の一部を改正する省令」により、自家発電設備の点検方法が変更されました。 1年に1度の負荷試験点検は、潤滑油等の交換など運転性能に維持に係る予防的な保全が講じられている場合(潤滑油・燃料フィルター・ファンベルト・ゴムホースなど)に限り、6年に1度の点検で良いということになりました。また、内部監察点検を負荷試験点検の代わりに行うことも認められるようになりました。
なお、予防的な保全が講じられていない場合は、これまで通り1年に1度の負荷試験点検、または同じく1年に1度の内部観察点検となります。
発電機のエンジンが始動できても、肝心の性能が発揮できなければ非常用発電機が設置されている意味がありません。
実際に非常用発電機の負荷試験点検を行うことで、必要な時に確実に始動し性能を発揮する状態を維持します。
非常用電源の負荷試験点検とは、その発電機に負荷をかけた稼働テストで、コイズミでは30%の負荷をかけた試験をおこないます。 非常用電源の負荷試験点検には専用の負荷試験器が必要となります。
月次点検等で行なっている無負荷運転(空ふかし)点検だけを行なっていると、ディーゼルエンジン内にカーボンが堆積されていきます。
その為、1年に1回は、30%以上の負荷運転をおこない、堆積したカーボンを燃焼排出させておかなければ、非常時に発電機が正常に動かず、消火活動ができなくなる虞(おそれ)があるからです。ただし、毎年の予防点検として必要部品交換を行えば、負荷試験は6年に1度で良いことになりました。
必要部品とは、燃料フィルター・ベルト・潤滑油・ゴムホース類などです。
負荷試験点検に代えて行う内部監察点検では、ブローバイガスの観察・シリンダー内摺動面等点検・潤滑油分析・冷却水点検・過給機コンプレッサー及びタービン翼観察・吸の以上有無点検排気ダクト内部の異常有無点検を行います。
消防法規則の改正により必要部品の交換を適切に行っていれば、負荷試験点検または内部監察点検が6年に1度でも良いことになりました。
安全に使える状態で非常用発電機を維持するためには、負荷試験点検または内部観察点検をする6年の間に、年1度の予防点検を行っておくことが重要です。
負荷試験点検または内部監察点検の空白期間で適切な予防点検を行うことで、突然やってくる非常時でも発電機が十分な性能を発揮します。
先にも述べた通り、発電機の多くは自動車と同じディーゼルエンジンなどを利用しているものが非常に多く、この負荷試験に沿って、バッテリーの良し悪し、ベルトの交換、フィルター類のチェックなどは自動車整備と共通した部分があります。
1953年設立のコイズミは、そのような大型自動車のエンジン部品も従来から扱っており、エンジン整備のできる自動車整備経験者も多くいます。
60年以上蓄積されたノウハウで、安全に使用できる非常用発電機を維持いたします。